バイクとタクシーの衝突事故で大怪我に！交渉を保険会社に任せて後悔！

バイクで走っていたら突然横からタクシーがぶつかってきました

今から8年前の26歳の私はバイクで大通りを走っていました。初めてできた彼女と初デートに向かっていたのですが、待ち合わせ時間に余裕があったことから急ぐこともなくゆっくりと走っていました。すると左の路地から突然タクシーが飛び出してきました。スピードをそこまで出していないとはいえあまりに急だったので、避けることができずにそのままタクシーと衝突してしまって私は吹っ飛んでしまいました。バイクは大破していて私も意識不明の状態になりましたが、すぐ近くに病院があったので、そこに救急車で運ばれていきました。すぐに手術が行われてなんとか一命を取り留めましたが、2週間の入院と1ヶ月の通院とリハビリが必要でした。膝がパックリと割れて神経の一部が損傷することになりました。リハビリは大変だろうと医師に告げられましたがお見舞いに毎日来てくれた彼女の支えで何とか事故から3ヵ月後には仕事場に復帰できました。ここまでで大変な思いをしてきましたが、本当の地獄はこれからでした。退院してからタクシー会社から示談交渉の連絡がありました。業務中の事故ということもあってドライバーではなくタクシー会社と交渉することになりましたが、私はこのような経験がなかったので、交渉といっても何をどうすればいいかわかりませんでした。そこで、親に相談したところ保険会社に任せた方がいいとアドバイスを受けました。

保険会社の担当者に交渉を任せて示談金が支払われましたが後悔もあります

私は任意保険に加入していたので、その保険会社の担当の人に交渉を任せていましたが、過失割合は6：4と私に非があると相手方は主張してきました。私は怒るどころか呆れてものも言えなくなりました。相手方が言うには大通りをスピードを出して走っていたことや、そのために前方不注意があったことがその理由だということです。しかしながら、私は優先道路を走っていましたし、スピードも出していませんでした。前方不注意などもってのほかです。相手の言い分が明らかに間違っていると主張し続けて保険会社の担当者にももっときちんと交渉してくれと言いました。そうして4ヶ月間粘りに粘って過失割合が1：9に落ち着きました。なぜ私に「1」もつくのか悔しくてたまりませんでしたが、仕事の忙しさもあってこれ以上は続けられないと思ってこの過失割合で認めました。示談交渉の結果、慰謝料も含めて損害賠償金額は120万円でした。治療費は別途全額請求しましたが、この金額にはバイクの弁償代も入っています。私としては経験がなかったので、こんなものだろうと納得しました。しかしながら、後々にわかったことですが、後遺障害等級認定を受けなかったことが悔やまれます。実は事故の影響で足の痺れが断続的に続くようになっていたのです。この認定があれば後遺障害に対する慰謝料も請求することができたからです。弁護士費用は高いから依頼しませんでしたが、弁護士に依頼しておけばよかったと今では後悔しています。