相手のほうが悪いと思っていたが実は違っていた!物損事故の貴重な体験

相手のほうが悪いと思っていたが実は違っていた!物損事故の貴重な体験

信号のない交差点を車で横切ろうとしたときにぶつけられた

平成3年の年末のできごとです。アルバイト先では、前日まで深夜に及ぶ残業が続いたため、憎体的にも精神的にも余裕がない日々を過ごしていました。そして、ようやく年末・年始の休暇に入ったときに起きた交通事故でした。 その日の午前中、買い物のために市街地を訪れた私は、信号のない交差点を車で横切ろうとしたところ、直進してきた車にぶつけられてしまったのです。ちなみに、私が走っていた道路には「一旦停止」の標識がありました。しかし、その場所では視界が悪いため、交差点に入ってから止まったことが大きな原因でした。 ちょうど、止まったタイミングで車の右前方をかすられた感じです。そのとき、ガシャンという音がして、シートベルトで固定していた体が左側に大きく傾きました。また、一連の出来事すべてがスローモーションのように思えました。 当時、私は30代前半。相手の女性は50代くらいの人でした。車から降りてきた女性は「すみません」の連呼で、すっかり動揺している様子がうかがえました。その様子を見ていた熟年男性から「ほかの場所に移って話をしてほしい」と言われ、我に返りました。双方にケガがなかったのが不幸中の幸いです。 近くの公衆電話から警察署に連絡を入れ、担当者の到着を待つことになります。その間、お互いに気まずかったのですが、それほど感情的にならずに済んだのがよかったのかもしれません。また、双方の住所・氏名の交換もしておきました。現場にやってきたのはバイクの警察官。50代前後の男性でした。私たちの顔を見るなり「今朝から3件目や。年末の忙しい時期で気持ちに余裕がないから事故が多い。いい加減にしてや」と、お灸を据えられます。所定の手続きを行った後「もし、体調が悪くなったときは申告してください。点数も変わってくるから」と、今度は丁寧に言われました。

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私のほうが悪かった!示談内容を知って赤面する思いをした

超多忙な警察官を見送ってから、事故の相手とも別れました。その後、加入先の保険会社と車の購入先に連絡を入れましたが、車の修理は年明けになるとのこと。そのため、傷ついた車のままで帰路に着きました。車をぶつけられた衝撃で、ボンネットが歪んでしまい、交換が必要なことは自分でも理解できました。もちろん、相手の車もへこんでいましたが、私はそこまで考える気持ちの余裕がありませんでした。 保険会社とのやり取りがスタートしたのは年が明けてからです。双方とも保険会社に全面的に依頼する形でした。そのうえで、スムーズな解決を望んでいたため、示談も支障なくできたと思います。関係書類への署名・捺印はもちろん必要でしたが、それくらいで済みました。ふたりとも同じ保険会社(加入窓口は異なる)に加入していたため、解決までが速かったのかもしれません。 驚いたのは示談内容です。それまでは、ぶつけたほうが「加害者」で、ぶつけられたほうが「被害者」だと思っていたのです。しかし、実際のところ「8:2」で、停止線を越えて止まった私のほうが悪いことがわかったからです。それを知ったとき、平謝りだった相手女性には申し訳ない気持ちで一杯になりました。いまでも、思い出すと赤面してしまいます。 示談が成立した後、相手へのせめてものお詫びとして菓子折を送りました。その後、私の留守中に相手の女性宅からお礼の電話があったようです。なお、相手側のご主人とは、その後、地域活動を通じて知り合うことになります。このような展開もあるため、きちんとしておいてよかったと胸をなで下ろしました。 なお、車の修理代には20万円くらいかかりましたが、差額分は車両保険でカバーできました。車両保険を付けると保険料が高くなりますが、それ以上のメリットがあることも実感できた貴重な経験です。 この事故を経験して以来、どんなに見通しがよい場所でも停止線の手前できちんと止まることを徹底しています。また、ぶつけられたからといって、被害者になるとは限らないことも身に染みてわかりました。あれから30年近くになりますが、もう二度と事故を起こさないように、気持ちを引き締めてハンドルを握っています。

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