「ちょっとした」気の緩みから発生してしまう交通事故

事故発生時の状況と警察への対応、被害者とのやり取り

6年前の3月のことです。勤務先から帰宅途中の国道で、私の運転する車が前方で信号待ちのため停車していた普通自動車にぶつかってしまいました。原因は私のわき見運転です。すぐに車を停車させて相手の運転手の状況を確認しましたが、幸いなことに大きなけがはありませんでした。相手方は大丈夫ですと言いましたが、まずは警察に事故の一報を連絡しました。警察が来るまでの間、勤務先の上司（管理職）に事故を起こしてしまったことを報告しました。上司はとても心配そうに驚いていました。警察が来たのは事故発生からおよそ20分くらい経った後でした。私が事故を起こした日に他の場所でも事故が多発して事故現場に来るのが遅くなってしまったとおっしゃっていました。その後、警察の方に事故の状況説明と相手方との連絡先を教え保険会社に連絡してその日は終わりました。この時に困った点が2つありました。1つ目は、路面状況は雪もなく良かったものの車がいないから大丈夫とわき見をしてしまい前方の車に気づくのが遅れてしまったことです。2つ目は寒さです。夜間のために寒さが厳しく、警察の方が来るまでの間は相手の方も私も車の中で警察の到着を待っていたことです。

翌日の相手方と保険会社への連絡と対応、その後の教訓

事故を起こした翌日、すぐに昨日の事故のことを管理職に報告しました。当時、自分が勤務していた職場の周辺で事故が多かったこともあり、事故の詳細やなぜ事故を起こしてしまったのか、その後の対応についてをじっくりと上司と話しました。私の話を親身に聞いてくださっただけでなく、事故を起こせば自分の関係する周囲全員に迷惑をかけてしまうので車を運転する際は細心の注意を払うようにとご指導いただきました。その後、被害者の方に連絡をして私も被害者も示談交渉は保険会社に連絡して保険会社に任せることになりました。相手の方は温厚な方でしたのでトラブルもなくスムーズに交渉や連絡が進みました。この日から、早く解決して終わってほしいと毎日思っていました。また、夜眠れない日もあったので解決まではその点が困ったことであると言えます。事故から2か月後の5月に被害者への保険金394,029円の支払いが完了しました。ようやく自分の心がきれいさっぱりすっきりしたと同時に本当に事故が解決したのだという記憶が今でも鮮明に残っています。私も相手方も満足しています。 私はこの事故から、保険金が支払われるまでにおよそ2カ月かかること、その間は被害者の方だけではなく自分の関係する家族や職場の仲間にも迷惑がかかってしまうこと、自分が起こしてしまった事故の重大さに気づかされました。この事故をきっかけに、誰でも事故の被害者・加害者になってしまうこと、車を運転する際は運転したての初心者の気持ちを忘れずに運転を心がけていきたいと強く感じました。